思考停止という病

【2024年10月3日】
早速ですが本題に入っていきます。今日は、日本人ほぼ全員に当てはまる貴重なお話です。少しばかり長くなりますが、ぜひ最後までご覧ください。

認知科学者の苫米地英人さんが著者の、【思考停止という病】という本についてお話していきます。この本には、日本人の9割は思考停止していると言

ってます。そして私自身、学生時代の野球部の経験から、社会人に出て転職を繰り返し、独立した人間からしても、この本には激しく同意できると感じました。決して他人事ではありません。

この本を大きく解説すると下記二点。

①.なぜ日本人は思考停止してしまっているのか
②.どうすれば自分で考える技術が身につくのか

①.思考停止してしまっている理由は3つあります。
1)学校教育と会社の洗脳
2)知識不足
3)ゴールがない

日本の学校は、暗記を基本とした勉強のため、【自分で考える】という教育がありません。小学校から大学まで、いかに教科書にあることを覚えたか、ということが評価基準です。一方、アメリカでは、【自分で考える】ということを大事にした教育方針です。もちろん、知識の暗記はありますが、その知識を基に、どう考えるか?何を創造するか?ということが問われるとのこと。

そして、会社の洗脳は、上司から適切な指示もなく、自ら行動すると頭ごなしに怒られる。決められた枠内から、はみ出る行動をしようものなら叩かれる。そして、会社のシステムだけ覚えこまされる。学校教育から会社まで、一貫して言われたことしかやらない人間を強要されているのが、日本だといいます。私も転職を繰り返すたびに、そのような経験しかありませんでした。

知識不足については、人は知識がなければ創造することも出来ないということ。2016年に総務省が実施した、【平成28年社会生活基本調査】によると、日本人の平均勉強時間は、一日6分ということです。アジアで最も勉強しないのが、日本人ともいわれます。学校までは教科書を頑張って暗記してきましたが、社会に出てからは学ぶことがないというのが、日本人の特徴です。

最後にゴールがないのも原因とこの本では言ってます。ゴールがないと、問題意識が発生しないため、例え物事が上手くいかなくても『まあ、いいや』と捉えてしまいます。そして脳には『RAS機能』というものがあり、興味・関心があるものは脳に情報が入ってくるが、重要と思っていないものは脳には入ってこないという機能です。これもゴールを設定するか否かで変わってきます。

では、②.どうすれば自分で考える技術が身につくのか。シンプルに思考停止している理由の全て反対を行えば良いのです。つまり下記3点。
1)現状を抜け出し、常識を疑う
2)ゴールを設定する
3)圧倒的な知識を習得する

世にあふれている、当たり前・常識・通説・定説を疑います。『なぜそうなっているのだろう』、『別の方法はないのだろうか』、『本当にそれで良いのだろうか』。このように考えると思考が働き始めます。

そしてゴールの設定をすることにより、【コンフォートゾーン=居心地の良い場所】が変わります。人間は、ホメオスタシスというホルモンの関係で、現状を好みます。それは自分だけではなくて、他人に対しても求めます。

例えば、会社を起業しようとすると周りから、『どうせ失敗するよ』と言われたり、資格を取ったなら『資格を取っても意味ないよ』と否定されることなど。常に、現状のままを人は望んでいるのです。ですから、そのコンフォートゾーンを抜け出すために、今の自分では達成できないゴールを設定する必要があります。

今度は高い目標を設定することで、現状のままに居心地の悪さを感じます。これが思考をする源になります。自分のコンフォートゾーンを抜け出し、新しいコンフォートゾーンを作るのです。

最後に、圧倒的な知識を習得すること。勉強に苦手意識を持っている人は多いと思います。それも学校教育の弊害で、ただの暗記なので、『つまらない』、『面倒』というネガティブな気持ちになりやすいです。ですが、自分の好きなことや興味のあることでは、どうでしょうか?

例えばゲーム、漫画、ヒト話すこと、誰かの役に立つことなど。このような、自分の興味・関心があることであれば、勉強することも苦にならないと思います。

これも自分の本当にやりたいことを明確にし、ゴールを設定していれば、それに対する勉強は楽しく出来ると思います。そして知識の蓄積が、思考をフル回転させることにも繋がるのです。是非、ご参考までにみなさんも取り入れてみてください(^^♪最後までご覧いただきありがとうございました!

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