【2024年10月9日】
さて、頻尿や尿漏れに関するお悩みの方は意外と多く、あまり他人に話せなかったりもします。今回はそんな尿に関するお話です。
まずは頻尿に関する基準が下記になります。
・日中の尿の回数が8回以上
・夜間(就寝時)の尿の回数が2回以上
・日中の尿の間隔が2時間以内
こちらを基準として下さい。
次に症状としては、腹圧性のものか、切迫性のものかの二つがあります。
腹圧性のものは筋肉の低下です。特に、骨盤低筋群という骨盤を支えているお皿のような部分です。こちらの筋力が衰えると頻尿や尿漏れを起こしやすくなります。
次に切迫性のものですが、こちらは尿管に異常があったり炎症を起こしていると発症しやすいです。血尿が出ることもあるので注意が必要ですが、その分気付きやすいですね。
あとは膀胱を刺激する飲食も原因です。
・炭酸飲料
・アルコール
・香辛料などの辛み
・ハムやソーセージの加工食品
・熟成させた乳製品
・バナナなどに含まれているカリウム
・水分量が多い豆腐など
・利尿作用のあるカフェイン
利尿作用があるものだったり、膀胱を刺激するもの、尿が酸性になってしまうもの、脳に排尿を指示するグルタミン酸などがこれら上記に含まれています。
腹圧性のものである、骨盤底筋群の運動は【足ぱか運動】が効果的です。やり方は、
1)仰向けで寝ます(天井を向いた方向)
2)両足をお尻の真上に上げます
3)出来るだけ膝を伸ばしたまま、足の開閉運動を行う
10回を1セットとして、1日2~3セットやれればとても良いです。
正しい運動と飲食にも気を付けて、尿漏れや頻尿の改善に繋げていきましょう(^^♪
では、本日の本題に入ります。昨日のテーマの続きを投稿します。【尿に関する豆知識パート2】。より具体的にどのような症状があるのか、追加でお話ししていきます。
・過活動膀胱
・溢流性尿失禁
・前立腺肥大
・子宮筋腫
・尿閉
などが代表的な疾患です。いくつか併発することもあるので、必ずいずれか一つのみの症状とは限りませんし、基本的には全部繋がっていきます。
次に上記症状が発症してしまう要因は、
・性器脱
・心因性のもの
・環境によるもの
・食事やストレス
などです。
一番下の食事やストレスは前回投稿した部分ですね。他に心因性は、例えば入院中に導尿が必要で緊張や不安から中々出来ず、そのまま尿閉や溢流性尿失禁になってしまうケース。
環境に関しても然りで、仕事柄お手洗いに行けず我慢することが増えた為に膀胱を過度に刺激してしまったり、お手洗いの間隔が長引いてしまうこと。
性器脱は、何かしらの原因で性器に異常が出てしまい前立腺や下部尿路の通信障害になってしまうこともあります。
まず予防として出来ることは食事の管理ですね。他は適度に運動してストレスを発散したり、お手洗いに行ける環境でお仕事に従事することも大事です。ご参考までに☆