【2024年10月10日】
それでは本日のお話です。今日、【便の色でご自身の体調が分かる】というお話をしていきます。ヒトは、糖質制限、低カロリー食品、ファスティング、高たんぱく低脂質など、摂取するものを意識される方は多いと思います。とても良い心がけですね。その反面、体から排出するものもとても重要で、様々な情報を持っています。便の状態を意識すると、自分の体の状態が分かります。
なかなか人に言いにくい問題かと思いますが、非常に大切で、毎日チェックして頂いた方が良いです。まずは便の状態について。
・固さ、柔らかさ
・色
などがあります。まず、固さや柔らかさについて。便秘の方に多いのが固い便。腸内環境の細菌叢(善玉2:悪玉1:日和見7)のバランスが悪いことや、過度なストレス、水溶性の食物繊維不足などが考えられます。食事については想像に難くないと思いますが、ストレスについては意外に知られておりません。
実は腸と脳は繋がっております。緊張する場面でお腹が痛くなる、あるいは慣れない環境で排便がいつも通りでないなど、経験ある方もいらっしゃると思います。これを”脳腸相関”と言います。このように脳に対する負担(ストレスなど)から腸の働きが悪くなり【蠕動運動】が出来なくなることから、便が排泄されにくくなるのです。便が大腸内で長く滞在しているとそれだけ便の水分は体内に吸収されてしまうので、便が固くなってしまうのです。
下痢になってしまう場合がこの逆になります。大腸が過敏に反応して便がすぐに排泄されてしまう。これも腸内環境やストレスが大きく関わり、食事に置いては不溶性食物繊維が不足しています。進行しすぎると過敏性腸症候群になってしまうので注意が必要です。
では、色について。健康な便は茶色です。白色の便がでてしまうことがあります。これは肝機能の低下、肝硬変などが疑われます。実は摂取した食事は体内を巡り、肝臓から出るビリルビンによって茶色に変色します。ビリルビンはヘモグロビン(赤血球)が120日で破壊されて出来たものです。肝機能の不具合や肝硬変の病気に患っていると、ビリルビンが分泌されない為、便が白色のままになるのです。この場合はすぐに病院に行きましょう。
他に臭いが気になるなどもあれば、潰瘍性大腸炎やポリープなども考えられるので病院で診てもらったり、大腸カメラを定期的に行い検査するようにしましょう。ご参考までに☆
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